ISO22301 事業継続マネジメントシステム研修コース
ISO22301は、結果事象型BCPを策定、維持するための枠組みを提供しています。
研修コース・トレーニング一覧
ISO22301 事業継続マネジメントシステム(BCMS)規格解説コース
ISO22301の規格要求事項を徹底解説いたします。
ISO22301 事業継続マネジメントシステム(BCMS)導入コース
BCMSの具体的な「構築のポイント」を理解することを目的とした研修コースです。
ISO22301 事業継続マネジメントシステム(BCMS)内部監査員養成コース
BCMSの内部監査員に必要な知識と技術を身につけることを目的とした研修コースです。
ISO22301とは?
ISO22301は、有効性の高い事業継続計画を策定、維持するために、効率的かつ効果的な事業継続マネジメントのフレームワークを提供しています。
ISO22301の発行の背景
事業継続マネジメントに関するISO化(国際規格化)は、2001年9月の米国同時多発テロの発生を背景に、2003年に米国からISO(国際標準化機構)に対し、セキュリティ関連の標準化提案がなされたことに端を発します。
その後、ISOのセキュリティ委員会において「社会セキュリティ(Societal Security) 」という切り口から、組織のレジリエンス*を向上させることをねらいとした事業継続マネジメントの国際標準化がすすめられ、2012年5月15日にISO22301:2012として発行されました。
*レジリエンスとは、インシデントに対して業務の中断が発生しないようにする「対応力」と、業務の中断が発生した際に、業務をいち早く復旧・回復させる「復旧力」の双方を指します。
発生事象型BCPの限界
現在、日本の企業が策定している多くのBCPは、地震やインフルエンザなど特定のインシデントの発生を想定し、作られています(発生事象型BCP)。
しかしながら、インシデントにより想定されていないシナリオが発生した場合、または想定されていないインシデントが発生した場合、その場での応用が難しく、うまく活用できないケースがあります。
そこで、組織の製品/サービスを提供する上で、”鍵となる活動”と”鍵となる活動を行う上で必要な資源”にフォーカスし、その”鍵となる活動を行う上で必要な資源”が使用できなかった場合を想定し、策定するBCPが現在注目されています(結果事象型BCP)。
このアプローチを採用することにより、想定通りのシナリオまたはインシデントでなくでも、BCPを活用することが可能になります。