ソフトウェアの受託開発及びシステムエンジニアリングサービスを主力事業とするテイルウィンドシステム(本社:東京都立川市)は、ソフトウェアの受託開発に関する品質マネジメントで4.5 ケ月と短期間でのISO9001 の認証取得に成功されました。
認証取得のきっかけ
迎社長:当社は、取得前から顧客満足度の向上や、お客様に安心を提供し、信頼を獲得するための様々なしかけを実施してきました。
プライバシーマークの取得やISMS の取得を早い段階で実現したのも、それらの活動を可視化するための一つです。
今回のISO9001 の取得の対象になったソフトウェアの開発における品質保証に対する第三者認証も当然ながら、以前から検討はしていたものの、ハードルが高いのではないかとなかなか踏み切れずにおりました。
そんな中、当社のグループ会社であるTWS総合研究所のコンサルタントからISO9001の本質的な話を聞く機会があり、それが誤解であること、すなわち、取得の仕方によってはシンプルでかつ効果的な仕組みが構築できることを確信し、認証取得することを決定しました。
取得にあたり
佐藤部長:ソフトウェア開発におけるプロセスの標準化は以前から取り組んでいましたが、部分的な標準化はできていたものの、それを全体的にみると幾つか課題は残っていました。
今回のISO9001 認証取得で最も効果があったものは、それらが短期間でかつ体系的に整備できたことだといえます。
また、今回の仕組みにより、当社のソフトウェアの品質が更に向上することで、瑕疵の部分が激減し、全体的なコスト低減、利益の向上を実現できることを期待しています。
青野さん:導入にあたっては、関連するスタッフやプログラマーと何回かの読み合わせを行いました。
その際は、自分がしっかりと理解する必要があったため、導入後もメールや電話でコンサルタントの先生に何回も問い合わせさせていただきましたが、いつでも、どんな内容でも親切、丁寧にご指導いただき、本当に心強かったと思います。
菅野部長:まさに、24 時間、365 日対応で、いつ寝ているんだろうと不思議に思いました(笑い)。
導入後は、スタッフの品質・環境に対する意識の向上が見受けられ、非常に大きな効果があったと感じました。
今後の展開
迎社長:まずは、このISO9001 の仕組みをスパイラルアップさせ、真の顧客満足を実現するための当社の武器にすることです。あわせて、この仕組みを生かしながら、有事の際にでも、お客様へきちんとサービスが提供できる仕組み、すなわち、BCMS(事業継続マネジメントシステム)の構築、導入及びISO22301 の認証取得もチャレンジしたいと思っています。