国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルコミュニケーション研究所 先進的音声翻訳研究開発推進センター様は、ISO/IEC27001(ISMS) 認証取得に成功されました。
AIによる音声翻訳技術の研究を担う、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルコミュニケーション研究所 先進的音声翻訳研究開発推進センター様は、AI分野の研究開発を行う国立研究開発法人としては初の、ISO/IEC27001(ISMS)認証取得に成功されました。(認証日:2022年3月14日)
中心となってISMSの構築・推進に取り組まれた、事務局様にお話を伺いました。
認証取得のねらい
音声翻訳の精度向上には、「データ」の存在が欠かせません。当センターで推進しているプロジェクトのひとつ「翻訳バンク」では、民間企業等が保有する翻訳データをご提供頂いているのですが、
そんな貴重なデータの管理を含め、当センターのISMS体制を国際標準規格に準じて整えることで、より多くの皆様に安心してデータをご提供頂けるようにしたかった、というねらいがございました。
構築作業を通じて得られたこと
規格に則りISMSを運用するためのマニュアルや記録類が膨大な量でしたので、作成だけでなく、それぞれの関係性を理解するのに時間を要しましたが、改めて文書化しておくことで、どこにどういったリスクが潜んでいるのかを隅々まで確認することが出来ました。
いずれの場面においても、TWSさんにお力添え頂けたのは大変助かりました。
今後の目標
認証機関からも「認証取得がゴールではありません」と釘を刺されておりますので(笑)、引き続き改善を図りながら、より多くの皆様からデータをご提供頂けるようにISMSを運用し、音声翻訳の一層の精度向上を実現して参りたいと存じます。
最後に、お忙しい中、取材にご協力いただいた、事務局の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。