ISO22301(BCMS)認証取得 日本キャステム株式会社様

ISO22301(BCMS)認証取得 日本キャステム株式会社様

ディジタル信号処理技術を応用した電気・電子機器の設計・製造を行っている日本キャステム株式会社様(本社:東京都立川市)は、公共緊急放送受信システムの保守サービスに関する事業継続マネジメントでISO22301の認証取得に成功されました。

認証取得のきっかけ


 青木社長:
当社では、以前より防災委員会を設置し、地震や火災などが発生した場合の防災対策や、もし起こってしまった場合の事後の連絡体制の確立などの対策は行っておりました。
しかし、BCPの策定という部分は、防災委員会の中で議題にあがっていたものの、何から手をつけていいのか糸口が見いだせなく、実現していませんでした。
そのような中、業継続に関するISOがあることを知り、御社のセミナーに参加しました。セミナーでは、打川さんが非常に丁寧にISO22301について解説してくださり、BCPの策定だけではなく、効果的なBCM、そのうえ当社が提供している防災製品を導入後も使用できるよう、お客様に安心と信頼を与えることができると思い、ISO22301の認証を取得することを決定しました。

認証取得を通じて


勝村さん:初めて規格書を見たときは、どのようにプロジェクトをすすめていくのか、どのような最終成果物がでてくるのか、さっぱり見当がつきませんでした。しかし、御社コンサルタントさんによる勉強会やサンプルをご提供いただいてプロジェクトをすすめていくことで、規格の理解ができ、効率的に進めることができたと思います。

青木さん:夏休みに、社長も含め事務局みんなが集まって、どのようなBCPを作ろうか悩みました。そのようななか、いつでもコンサルタントの打川さんが電話でもメールでも対応してくださり、非常に心強かったです。

勝村さん:私にとって一番影響があったことは、勉強会やミーティングを通じて”考え方”を学べたことにあると思います。今までは、仕様書の作成などはどちらかというと技術者サイドの目で作り、お客様に提供していましたが、ユーザ側の目線に立って考えることで、自分の仕事にダメだしを行えるようになりました。その成果のおかげか、今は仕事の量が増えて大変です(笑)。

今後の展開

 青木社長:当社の防災製品である公共緊急放送受信システムが、製品の導入後も安心して使用できることを第三者認証という形で証明できたことは大変うれしく思います。

また、今回のプロジェクトを通じてISOのマネジメントシステムの本質を理解でき、現在の業務や活動が可視化されたことは当社にとって大きなプラスになりました。
これらを経営のツールとして活用し、今後はBCMS以外の部分でも応用していきたいと思います。